2011年2月2日水曜日

家妖精

今日はだるっと穴埋め話更新です。
書籍版のメイド長はなんだかんだで手下が豊富、という話。
作中では、警備として『ホラーゴースト』と『ナイトゴースト』という二種類の(おそらく多数の)幽霊を使役しています。さらには、『メイドゴースト』という家事用の幽霊も抱えているもよう。
メイド長は幽霊を使うコツか魔法でも習得していそうです。

で、二巻で登場する新キャラが『家妖精』。
西欧では、家事やってくれる妖精、けっこういます。
ブラウニーとかですね。家の整理整頓をやったり洗濯をやってくれたりするようです。
(考えたら『鶴女房』とかも、似た類型なのかな。でもあれは異類婚姻単だよなぁ)

今の日本の常識で考えると、洗濯なんて、ドラム洗濯機に洋服を放り込んでスイッチを押せば、あとは全自動です。場合によってはそのまま乾燥までやってくれたりしますね。そうでなくとも後は、ハンガーで乾せばOKという世界
しかしながら、まだ科学技術が発展していない、中世からルネッサンスの頃は、家事という家事がハードコアでした。洗濯で人死にが出るというなにそれこわいの世界。そりゃ、家事使用人やメイドさんも発生しますよ(『英国メイドの世界』これ、すごい本です。面白いですよ)。

とはいえ、全てのご家庭にメイドさんがやってきてくれるわけもなく、貧乏な家庭や地方家庭もたくさんあるわけで、夢見るこころは家事の助け手を求めのだと思います。「家事をやってくれる妖精」が伝承に現れるわけですね。

ロシアにも、働き者を助けてくれるキキーモーラという妖精がいるそうです。
二巻の家妖精は、このキキーモラの頭一文字をとって「もきゅー」と鳴きますよ。

とかね。もうね。
何となくウンチクっぽい話をしておいてなんですけれど、時代は家妖精ですよ。三次元女子よりも、いまは家妖精が恋しいわけです。家妖精可愛いよ可愛いよ家妖精(>_<) おねがいだからうちの台所掃除に来てください(土下座)

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