笹本先生と新城先生の対談に立ち会うためにお出かけしてきます。
めちゃくちゃ緊張します。緊張の余り喋れなくなって挙動不審になることが予想されています。
あるところで「なぜその両先生のファンなのか?」と聞かれました。
もちろん作品が好き、大好きというのは大前提ですが、それ以外の所もあります。
じつをいえば、自分は結構な中年です。ですから、いま現在ラノベを大好きで読みあさっている人には、この辺はピンと来ない話かも知れません。なので、ちょっぴり補足。
その昔朝日ソノラマという緑の背の文庫がありました。
まだ「ライトノベル」なんて言葉が無く「ジュヴィナイル」だの「ヤングアダルト」だの呼ばれてた時代です。笹本先生は、その頃から同文庫の一線で活躍されていたかたで、(多分の気を悪くされたりはしないと思い書きますが)「ライトノベル」なんて言葉よりも、ずっと長い時間を見てきた人です。
「どんなライトノベルを書こうか?」なんていう書きかたではなく、 書かれたものが、そのものの中身だけで新たなジャンルを切り開いてきたようなかたです。
ありていにいえば相当にぱっとしない中学生活のころ、顔の見えない友達であった文庫本にはものすごく助けられたわけですが、その中でもきら星になっているかたの一人なのですね。
新城先生は、その昔「遊演体」というところでPBWのGMをされていたかたでした。
当時TRPGなんかをやっていた中高生にとっては「遊演体」というのは、スゴイ場所だったわけです(中高生だから、会社だとかサークルだとかははっきりしませんでした。とにかく「場所」、であり「人間」です)。
「自分たちが毎日やっているような遊びを、しかもはるかに莫大な知識量と行動力で、クールにやっている人たちが、大学の先にはいるのだ!」 ――というのは、少なからぬ憧れでした。
その憧れは、多分「遊んでお金もらってて最高だな」的なところもないではなかったのでしょうが、その本質は「金では換えられないようなアミューズを惜しげもなくばらまくその姿が格好良い」と言うことだったのだと思います。
成長して社会に出て、その凄さが余計に身に染みました。アミューズメントを、世の中にばらまくってのは、体力もいれば、精神的なタフさも必要とされるとてつもない重労働です。僕が当時感じていた――それは80年代から90年代の声の小さいオタク全員が感じていたことだとも思うのですが、要するにそれは、いまニコ動を見ている人が感じているのとまったく同じです。
「こんなサービスを俺受けちゃって良いの? え? あれ? こんなクオリティのものを俺プレゼントされちゃって良いの?」というものです。
#もちろん、当時の自分を含む中高生はお小遣いでラノベやら漫画を買ってたわけでしょうが、そこで得られた慰めと応援、楽しさは、金に換えて良いものじゃなかったと、思うのです。
そんなわけで、三つ子の魂……という訳じゃないのですが、本当に緊張しているわけですよ。
いや、緊張しない性格……どっちかというとぼんやりしてて鈍い性格のはずなんですけど。
おなか痛くなってきましたっ。
なんというか・・・・それは得難い機会に恵まれましたね。
返信削除もう、どうやっても緊張するときは、開き直って自然体で行ってみたらどうでしょう。
ナウシカ(映画)ではありませんが、こちらが落ち着いて、心を開いていけばなんとかなるんじゃないでしょうか?
と、釈迦に説法なことを書いておきます。
それでは、ままれさんの更なる幸運と試練をお祈りしております!
初めまして
返信削除2、3ヶ月前まおゆうを読んでファンになりました。
読み返すほどにままれさんの生態が気になって気になって
ブログ的なものを求めていたら、あった!できてた!
ありがとうございます。
対談お気をつけて。
では
笹本…だと…?
返信削除う、うらやましくなんか…うらやま…うら…
すごく…うらやましいです…
本文中の事は私が生まれた頃の活動で、
ままれさんみたいに当時の作品をリアルタイムで読んでは居ないのですが
ARIELや星のパイロットなど作品は名作ばかりですよね
さてと報告記事が来るまで宇宙へのパスポートを読むか
はじめましてままれさん。
返信削除笹本さんに新城さんですか、私も笹本さんの妖精作戦シリーズにはまっていた口ですし(緑表紙で挿絵が劇画タッチの版を持っていました)、遊演体のPBMもネット88から参加していました。
今回のままれさんの書き込みを読んで自分の通ってきた道を見ているような感じを受けました。
ままれさんの作品はまおゆうではまって、今現在はログホラにどっぷりといった感じです。まおゆうも出版されましたら是非購入させていただきます。
メールゲームとか懐かしいなー
返信削除内容思えば高くはないんですがやっぱり中高生にポンと出せる金額でもなく指くわえて広告見てましたね