2010年12月28日火曜日

明日まおゆう1発売

こんばんは! 先日の告知から日は流れて、明日はとうとう『まおゆう1』の発売日です。橙乃の手元にも、見本誌が届いて参りました。
本来ならば、ここで見本誌を撮影して見せびらかす流れなのですが、その辺はお正月マジィーックということで、秋葉原や、一部大型書店には、もうすでに現物が生陳列生販売されているようです。

あちこちのBlogさんで記事にして頂いて、感謝です。
アキバBlogさま
Amazonなんかへのリンク張る方法は、今度勉強しておきます。修羅場が終わったら(≧∀≦)ヒャッフーキョウモセカイハヂゴクダゼェ


さてさて。
『まおゆう1』が発売されて、解禁的な流れです。
Twitterでのお話から、想像がついてた方も沢山いらっしゃるかとは思いますが『ログ・ホライズン』の書籍化が決定しました。
『まおゆう』と一緒のエンター・ブレイン様よりです。
判型も、『まおゆう』とだいたい同じになる予定。お値段の方は、『まおゆう』の広告では千二百円となっていますが、ただいま限界に挑戦すべく、担当の編集様が戦ってくれております。

来年は、『まおゆう』五冊と、『ログホラ』ぼちぼちという流れになるような予感です。もちろん、売れ行き悪ければそれまでの話ではあるのですが、ここまでたどり着いただけで、なんというか奇跡的な話であります。
『ログホラ』は、文章を整理したり、もうちょっと敷居を下げる作業に手を付けています。イラストは、ハラカズヒロ様。シロエは格好良いです。シロエのクセに。もげろ(⌒▽⌒)

『まおゆう』――vipやパー速に書かれたテキストが、書籍になるに当たっては、色々と面白い経験があったので、そのこぼれ話は後々してゆくとして、まずはご報告まで。

お見せできる資料が出始めたら、ここでこっそり公開します。
ではでは!

2010年12月23日木曜日

告知どんどん

エンターブレインさんにまおゆうの告知ページが出来ました。
こちらですよ。
http://www.enterbrain.co.jp/pickup/2010/maoyu/

こちら、まおゆう一巻の告知ページとなっております。
ページにおいては、まおゆう一巻の体験版がDL可能。

PDFで、第一章が丸ごとそっくり読めますよ。おまけにtoi8先生の挿絵とか
水玉先生の挿絵とか桝田さんの解説(格好良い!)も全部丸ごと掲載。あほみたいに盛った体験版です。

今回の『まおゆう』企画は、通常の出版のスキームとは結構違ったスキームで動きました。
と、いうのも、それは企画を主導して下さった桝田さんも僕も、
出版業界出身の人間ではないからです。
二人で我が儘を言ったので、その点では、エンターブレインの編集担当様には
迷惑というか過剰労働をどーんとかけてしまいました。
網掛けを交互にしようとか脚注一杯入れようぜとか、普通のラノベにはない作業であり
作業量は本当に爆発しちゃっております。

そんな訳で、現場はえらい勢いで修羅場になって大火災なわけですが
その分、見ていて楽しい本が出来上がったかと思います。
また、今回の告知ページで体験版配布中なのですが、こう言うのも、出版業界ではない方向から
ばーんと強行できてしまって、良かった。お暇があったら、見てやって下さい。

別件では、『ゲームラボ』さんで、インタビューも受けました。
「才能の無駄遣い」連載ですよ! まぁね、vipperは基本的に垂れ流しですからね! たれぱんだのお兄ちゃんは、たらしぱんだ! お父さんはたるんだぱんだ! お爺ちゃんはたれながしぱんだ! そんな心意気ですよ。
こちらも見かけたらよろしくお願いします。

2010年12月13日月曜日

週末から

まおゆうの目指せ校了で(`・ω・´)シャキーン状態です。
ほかの作業が止まっちゃって申し訳ないのですが、どうぞご容赦を(隙間を作って作業しております)。
遅ればせながらというかなんというか。
まおゆう1の原稿が試し刷りで上がってきたのを見ました。

なんだか、ちょっと感動しますね。
いや、内容自体は自分で書いたんですから、把握済みなんですが。紙に印刷されている、手に取れるアイテムとして現れるというのは、一種独特の高揚感があるようです。

校正の先生にも読んでもらって、「ここ、日本語おかしい」とか指摘してもらいましたし、何名もの編集の方に読んで頂いて「この難易度の漢字はルビ」とか「ここは漢字開こう」とかやって頂いたせいで、結果的に、掲示板とまるまる同じ一行なんて、ほとんど無いような有様です。それは、とても幸せなことだと思います。

そんなわけで、ログホラはお休み!
来週は再開したいモノです。

2010年12月8日水曜日

何を使っているか

そういえば、たまに聞かれる使っている道具の話。

sakuraというFreeのテキストエディタです。
動作が軽快ですし、タブに対応してますし、何より正規表現がよいので愛用してます。小説もどき書くのに正規表現要るのかよと云われればあれですが、これがないとまずいですよ。必須ですよ。
その他には、Openofficeですね。マイクロソフトのofficeと互換性のある、これまた無料ソフトでございます。特に表計算(Calc)にはお世話になっています。情報まとめるには便利なのです。



この間、新城カズマ先生にもこっそり聞きましたが、 「15×24」を書いたときも、本文再構築でMS-Office使用したそうです。「まおゆう」でも書籍化に当たってプロット再構築はOfficeでやりました。
 漢字変換辞書はAtokです。googleのそれはためしてないのですが、MS-IMEよりはずっと賢いです。
 
長い間、上記の辺りでやってきたのですが、最近レギュラーに加わったのがGoogleDocと、Dropbox。どちらもクラウド系アプリです。書いたものをちゃちゃっと他の人に見せたり、赤字で「ここんとこ誤字っすよ」とかいってもらうのに超便利。

つまり何が言いたいかと申しますと、モノを書くのはきわめて金がかからないという話です。もちろんプロになるのなら取材とかなんとか、色々物いりだと思うのですが、少なくともツールレベルでは元手がかかりません。LightWave3DとかMAXとか個人購入に比べれば、超安上がりです。

まおゆう1の書影があがって来ました。

まおゆう(1)の書影があがって来ましたよ。
なぜかまだAmazonには掲載されていないので、こちらでちょろっと公開しちゃいます。
こんな感じになりました。

ちょっと児童文学風です。照れますね。
きらっと明るい萌え絵も大好きですが、色んな年齢の人に読んで欲しいというディレクション方針から、今回はtoi8さんという絵師さんにお願いして、こうなりました。ひゃっふー!
本棚に長い間置いてもらえたら嬉しいです。
個人的には、兄弟姉妹で回し読みとか!

本の概要を少し付け加えておくと、B6ソフトカバーです。370ページ弱で、本文は二段組み、縦書き。
脚注も一杯入っているので、なんかこう、大盛りっぽい本です。一冊にまとめて欲しい方が沢山いるのは判っているのですが、すいません、やっぱ無理でした。まとめると1800ページくらいになって辞書より厚くなってしまいそうであります。

加筆部分は、シーン追加もちょこちょこありつつ、「縦書きにしたときも違和感なく」と「説明不足の所に肉付け」なんかがメインですね。(後半は、掲示板掲載時に結構体力切れもあったので、シーン追加バリバリして自分の首締めましたが、一、二巻はおとなしめです)。

ライトノベルのレーベルは、それぞれがすでに書式フォーマットを持っているので、そのフォーマットに本文を流し込み、挿絵をはめ込むという編集スタイルで完成してゆくのだと思いますが、この本は、既存のフォーマットに流し込めなかったので、非常に難産になってしまいました。
(二段組みだし、オノマトペあるし、行開けとか我が儘を言ったので)
実は、まだ作業終わってないのですが、多分出ると思います(≧∀≦)。
本屋で見かけたら、手に取ってみてやってください。

2010年11月30日火曜日

昨日は……

そんなわけで昨日は三番町にある出版社さんで笹本先生×新城先生の対談だったわけです。
まず、エンターブレインの社屋はおしゃれ&格好良い建物でしたよ。
まおゆうには、設定口承と脚注などで協力して頂いた山北さんをまじえつつ対談を行なっていただき、それを二巻&三巻のおまけというか解説代わりに付けよう……という企画だったのです。
が、初っぱなに桝田さんが宣言!
「どうせぐだぐだになるからみんなで話してあとでテキストに起こす段階で切り分けよう!」ということで、なんといいましょうか、おいらは対談を見学しに行ったと思ったら、座談会に参加していましたよ。もうね、この時点で緊張MAX。やたらにお茶をがぶ飲みしてトイレが近くなる始末です。HEY! とんだチキンだぜ、このままれとかいうの。

笹本先生も、新城先生も、すごく良い人でした。
話す言葉が合理的で、順序だっててね。あとね、皆さんお年を召していらっしゃる訳ですけれど(たぶん、ライトノベルを買ってくださる皆さんよりは、的な意味)、イケメン揃いなのでした。
面白い本を長年書いてるとイケメンオーラが出るようになるのかと、個人的にはその辺が気になった訳です。
なぜかといえば、vipperは慣習的に彼女禁止、イケメン禁止という不文律がある訳で、これは世界の法則です。あるいは「彼女なんてフィクションですよ、ご冗談を(猫AA」なんてこともある訳です。しかし、多元世界理論によればそうではない世界も実在は預言されているからです。なんと次元間接触! すごいぜ!

 やっぱり、一線のプロはすごいです。
 桝田さんも山北さんも、戦う顔をしてます。
と、まぁ、本出ちゃうのに感心ばかりをしていられない訳で、気合いを入れ直さないといけませんね。

・別件!!
ここ数日、コメントをくれた方! 反映されなくてすいません。
どうも、このgoogleBlogのコメント反映は、機械学習のようです。で、スパムだと判断されると、僕の元に「これ掲載して良いか?」と聞きに来るので、ちょっとタイムラグがあるのです。んがくっく。
でも、一回「掲載OKだよ!」って教えてやると、学習するみたいですから、二回目からは良い感じになるのではないでしょうか。しばらく様子を見てやってください。

2010年11月28日日曜日

あした二十九日は

笹本先生と新城先生の対談に立ち会うためにお出かけしてきます。
めちゃくちゃ緊張します。緊張の余り喋れなくなって挙動不審になることが予想されています。

あるところで「なぜその両先生のファンなのか?」と聞かれました。
もちろん作品が好き、大好きというのは大前提ですが、それ以外の所もあります。
じつをいえば、自分は結構な中年です。ですから、いま現在ラノベを大好きで読みあさっている人には、この辺はピンと来ない話かも知れません。なので、ちょっぴり補足。

その昔朝日ソノラマという緑の背の文庫がありました。
まだ「ライトノベル」なんて言葉が無く「ジュヴィナイル」だの「ヤングアダルト」だの呼ばれてた時代です。笹本先生は、その頃から同文庫の一線で活躍されていたかたで、(多分の気を悪くされたりはしないと思い書きますが)「ライトノベル」なんて言葉よりも、ずっと長い時間を見てきた人です。
「どんなライトノベルを書こうか?」なんていう書きかたではなく、 書かれたものが、そのものの中身だけで新たなジャンルを切り開いてきたようなかたです。
ありていにいえば相当にぱっとしない中学生活のころ、顔の見えない友達であった文庫本にはものすごく助けられたわけですが、その中でもきら星になっているかたの一人なのですね。

新城先生は、その昔「遊演体」というところでPBWのGMをされていたかたでした。
当時TRPGなんかをやっていた中高生にとっては「遊演体」というのは、スゴイ場所だったわけです(中高生だから、会社だとかサークルだとかははっきりしませんでした。とにかく「場所」、であり「人間」です)。
「自分たちが毎日やっているような遊びを、しかもはるかに莫大な知識量と行動力で、クールにやっている人たちが、大学の先にはいるのだ!」 ――というのは、少なからぬ憧れでした。
その憧れは、多分「遊んでお金もらってて最高だな」的なところもないではなかったのでしょうが、その本質は「金では換えられないようなアミューズを惜しげもなくばらまくその姿が格好良い」と言うことだったのだと思います。

成長して社会に出て、その凄さが余計に身に染みました。アミューズメントを、世の中にばらまくってのは、体力もいれば、精神的なタフさも必要とされるとてつもない重労働です。僕が当時感じていた――それは80年代から90年代の声の小さいオタク全員が感じていたことだとも思うのですが、要するにそれは、いまニコ動を見ている人が感じているのとまったく同じです。
「こんなサービスを俺受けちゃって良いの? え? あれ? こんなクオリティのものを俺プレゼントされちゃって良いの?」というものです。

#もちろん、当時の自分を含む中高生はお小遣いでラノベやら漫画を買ってたわけでしょうが、そこで得られた慰めと応援、楽しさは、金に換えて良いものじゃなかったと、思うのです。

 そんなわけで、三つ子の魂……という訳じゃないのですが、本当に緊張しているわけですよ。
いや、緊張しない性格……どっちかというとぼんやりしてて鈍い性格のはずなんですけど。
おなか痛くなってきましたっ。

2010年11月26日金曜日

年末の告知がでたでござるよ!

でました。eb!からでござるよ。
まおゆう(1)
こんな感じになりました。お値段ちょい高め。
でも、大きくて厚くて、読みではありますよ。
二段組みですしね。

絵とか告知ページが出来たら、こっちでも追ってお知らせであります。
ハンバーガーヒル並みのスケジュールでございます。
vipperのみなさまにも感謝ですよ。

2010年11月25日木曜日

十一月の最終週

そんなわけで、各種作業を実行中であります。
まおゆうも、追い込みですしね。
これはいわゆる一つの修羅場でしょうか。
とはいえ、なんだかそれも嬉しいです。
だって一杯書けますしね! いや、書くのが大変なときもあるんですが
基本キーボードをカチャカチャやるのは楽しいです。
休み無く打鍵していると、脳から汁が出ます。

「小説家になろう」のほうは、感想のお返事をまた二十件程返しておきました。
余りさぼらずにまめにやった方が良いですよね。
先のことは判りませんが、本が出るまでは、ただの野良です。
いや、出たあとも野良なんでしょうが。

そうそう、GoogleDocにある「ログホラ資料室」のものは、
あくまで、おいらの個人的なメモ&二次創作をする人たちのための
資料集積所&遊ぶ場所、程度です。
あれはログホラを読むときの副読本ではないのです。
むしろ、ごく普通の読者さんには、非推奨なアイテムなのです。


ですから、感想とかでネタバレをしている人とかは
少し配慮してあげてもらえると嬉しいです。

2010年11月22日月曜日

ログホラ049更新

いたしましたの報告であります。
ただいま年末進行でほかのお仕事も忙しくなっておりますので
どっかでお休み頂くことも検討をしなければならんのですが
今週の所はなんとか更新ですよ。と。

どうなんでしょうね。
内容なんて、そう、おいそれとレベルアップはしないのでしょうが
文章は書いただけレベルアップしてると良いですよね。
自分では自分の文章が、ことさら特別だとは思えないわけですが
ほかの人から見ると、癖があるようです。

やっぱり、自分の体臭と同じで、なかなか気が付かないものなのかしら。

2010年11月21日日曜日

初めましてな皆さんも居るので

自己紹介じみたことも書いておきます。
Webのあちこちで文章を乱造して放り投げてる人です。
今の名前は橙乃ままれ。
昔は名無しだったりいろいろしました。

"魔王「この我のものとなれ、勇者よ」勇者「断る!」"
"黒髪娘「そんなにじろじろ見るものではないぞ」"
なんてのを晒してきました。
現在は"ログ・ホライズン"「小説家になろう」で連載中です。
よろしくお願いします。

最近知り合いやお世話になっているかたが増えてきましたので
必要もあってのbぉg開設であります。

やっと重い腰を上げてblogを作ってみました。

そんなわけで、日記件連絡場所としてblogを作成しました。
もっと早く作っておけよなんて声もあるんですけれど、結局は各種Webサービスが便利すぎるのですね。電波テキストを投げつけるならvipが(その消費速度を含めて)便利だし、なんかちょっと書くのなら「小説家になろう」とかテキスト投げつけサイトがあるし、ちょっとおしゃべりしたいな、とか、生存確認でPing打っておこうかな、という欲求ならTwitterが便利すぎる。SNSなんて云うものもありますしね。
その意味では、blogっていうのは、徐々にその機能を色んなサービスに奪われつつあるのですが、じゃぁ、そんなblogに今後どんな意味があるかというと、日記件連絡場所であります。
表札のついた住所的な使用方法。日本人らしいですぜ!
そんなわけで開設です。
こんごともよろしくお願いします。